SCALA

2024.11.14
株式会社スカラ

スカラプレイス、自社開発のカード画像認識AIソリューションの実運用を開始

 当社の連結子会社である株式会社スカラプレイス(本社:東京都千代田区、代表取締役:鈴木 卓人、以下「スカラプレイス」)は、長期間に渡り研究開発を重ねてきた、自社開発のカード画像認識AIソリューションの実運用を開始いたしました。本導入に伴い、発送業務生産性の一層の向上を図ることができます。

1.本AIソリューションの概要

 スカラプレイスの発送業務においては、毎日約2万枚以上のカードを発送しており、注文内容と発送内容のカード確認は、これまで目視確認で行なっていました。本AIソリューションは、当該業務に代替されるものとなり、大幅な生産性向上が期待できます。
具体的には高性能カメラを用いてカード画像を撮影し、ディープラーニング画像解析を施し、特徴量判定を行い、カード特定を行います。TCG商品の一部のタイトルの特徴として、ユニークナンバーの記載がないカードがあるため、所謂OCR処理だけでは十分な精度を出すことができない課題がありました。これを文字情報と画像特徴量を分けて認識・評価することで、十分な正答率を得るに至りました。

本AIソリューションの導入で生産性向上の実現と、選択カードミスの防止も図れることで、更なる顧客満足度向上に繋がると評価しています。

<本AIソリューションのフロー図> 11_spl.png

2.今後の発展性〜買取査定業務への適用

 スカラプレイスの買取業務においては、毎日約2万枚の買取査定を実施しています。査定業務においては、傷判定、真贋判定、カード種別判定のいずれも目視評価を行なっており、販売業務と比較して内容は多岐に渡り、高い精確さが求められます。本AIソリューションの適用が為されれば飛躍的に生産性が高まることが期待でき、買取ユーザーへの査定結果通知を早めることが可能になり、顧客満足の向上と大きな競合優位性に繋がるものと評価しています。加えて、精緻な査定マニュアルはあるものの、査定担当者による評価ズレは不可避でありましたが、本AIソリューションの適用により当該評価ズレを解消することができ、顧客サービスの一層の向上に繋がるものと考えています。

3.今後の発展性〜カードプレイヤー向けアプリケーションへの進化

 本AIソリューションをスマホアプリに実装することが可能になれば、強力な買取ユーザー及び販売ユーザーの集客ツールとなることが期待されます。競合店舗や競合ウェブサイトの価格情報を見ながら、手元のカードを本AIソリューションで撮影し、価格を比較してウェブサイトで即時に買取及び販売手続きをすることが可能となり、更なる売上増大に繋がります。

■会社概要

会社名        :株式会社スカラプレイス
本社所在地:東京都千代田区外神田6-2-8 ビジネスプレイス外神田4F

事業内容 :・通信販売サイト「カードショップ -遊々亭-(https://yuyu-tei.jp/)」の運営
      ・トレーディングカードゲーム(TCG)のイベントの企画・運営
      ・オリジナル商品の開発/卸
      ・Webサイトの制作/保守・データベースシステム開発/保守

設立            :2009年

HP              :https://scala-playce.jp/

■お問い合わせ先

株式会社スカラプレイス
担当:入山
TEL:03-6418-3960

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